令和５年度自治体立優良病院表彰（総務大臣表彰）を受賞しました

　この度日野病院は、令和５年６月１５日付で、全国自治体病院開設者協議会及び公益社団法人全国自治体病院協議会が実施している自治体立優良病院表彰（総務大臣表彰）を受賞しました。

　当院は前年度も自治体立優良病院表彰を受賞したところでありますが、今回受賞した総務大臣表彰は前年度受賞した両協議会会長表彰より上位の表彰となります。

　この表彰の選考基準は、各都道府県自治体病院開設者協議会及び全国自治体病院協議会各都道府県支部から推薦された調書を基に、経営努力の成果がみられ、かつ、地域医療の確保に重要な役割を果たしている病院が選考されます。

　なお、総務大臣表彰へ推薦される病院は、原則として既に両協議会会長表彰を受けた病院で、総務省が定める自治体立優良病院選考基準に合致し、総務大臣の表彰を受けるにふさわしい病院として推薦があった病院の中から選考されることとなっています。

　本年度は全国で６つの病院が同表彰を受賞いたしました。

　今後もこの賞に恥じないよう、職員一丸となり、地域医療の役割を果たしていきたいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日野病院長孝田雅彦

《日野病院の主な選考理由です》

（１）地域医療への貢献等

・救急医療においては、病院群輪番病院として毎年約９０日の輪番日を受け持ち、日野郡とその周辺地域における一次・二次救急に対応している。

・へき地医療では、へき地医療拠点病院として、訪問診察、訪問看護、訪問リハビリ、居宅支援などの在宅医療を実施している。また、近隣の老健施設を訪問し、入所者の診察入院相談等も実施している。

・新型コロナ対応においては、感染拡大初期から、自治体からの要請を受け、病床確保、入院受入、ワクチン接種等に対応している。他にも発熱患者の診察、ＰＣＲ検査、点滴治療等に２４時間対応できる体制の整備や緊急時に備えた医師・看護師の宿舎の整備を行っている。

（２）経営努力の状況

・患者数増への取組として、他の急性期病院や高度急性期病院からの転院・紹介患者を積極的に受入れている。また、住民に対する講演活動や広報活動にも力を入れている。

・診療単価増加への取組では、かかりつけ医として、疾患が出現した疾病のみならず、様々なリスク因子を考慮して、過不足なく健康・症状のチェックに努めている。

・医師等の確保への取組では、鳥取県や鳥取大学からの派遣医師の確保に努めている。また、地域医療の教育病院として医学生の受入れを積極的に行い、将来の医師確保に努めている。

総務大臣表書