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令和を迎えて  -令和元年5月

 今年は昨年とは異なり暖冬でしたので皆さんには過ごしやすい冬ではなかったでしょうか。さて、去る4月30日には天皇陛下が即位され、新天皇陛下の即位とともに平成から新元号令和に変わりました。新しい時代への転換点となり、日野病院も時代の変化とともに変わっていかなければならないと考えています。
 今年は長年病院に貢献された生田哲二副病院長、影山光恵看護師長、竹永真由美看護師長、角嶋美鈴主任看護師、小林博子看護師が定年退職となりました。特に生田副病院長は赤字が続く日野病院に平成16年に役場から派遣で来られ、経営を立て直していただきました。私も平成28年に副病院長として来て、経営については素人のところを一から指導していただきました。できれば今後もこの経験知、ノウハウ、人脈を日野病院のために活かしていただきたいと考えております。4名の看護師は今後も日野病院に残って後進の指導をしていただいています。その他にも日野病院を退職されたスタッフはおられます。いずれの方も日野病院を支えて頂いたことに深謝いたします。
 次に今年は9名の新卒看護師と1名の若手看護師、1名の管理栄養士が入職しました。こんなに多くの看護師が入るのは初めてのことで、この数年はしっかりと若手を育成する時期です。10年、20年後の日野郡の医療を支える人材として育てたいと考えています。また、長尾裕一郎医師が内科医として加わっていただきました。長尾先生は将来的に脳神経外科医を志望されており、昨年は鳥取大学脳神経外科で診察されていました。神経系が得意な先生が増えたことで日野病院の診療の質も上がるものと期待しています。
 平成30年度の病院長賞は残念ながら該当なしとなりましたが、3名が局長賞を受賞されました(竹永真由美看護師長、田中武志主任理学療法士、河本亮介係長)。各々が病院に地域にそして医療に貢献されました。引き続きさらなる高みを目指して頑張ってほしいと思います。
 日野病院ではスタッフは増えましたが、まだまだ新人が多く、至らぬ点も多いかと思います。住民、患者の皆さんにはご意見ご指導を頂き、新人の育成とともに日野病院を育てていただければ嬉しく思いす。令和が日野病院、そしてこの地域にとって良い時代になるように祈念いたします。