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総務大臣表彰を受章して そして新たなスタート -令和5年9月

 日野病院は令和5年度自治体立優良病院総務大臣表彰を受賞しました。昨年の自治体立優良病院両会長賞に続き、さらに高い評価を受けることができたことは職員一同にとって大変名誉なことです。これは日頃から当院をかかりつけ病院としてご利用いただいている患者の皆さん、そして日野町、江府町、伯耆町の役場さらに日南町を含めた地域の医療、福祉関連の皆さんのおかげと感謝申し上げます。受賞の詳細につきましては受賞記念冊子を制作し、配布しておりますのでご一読いただければ幸いです。
 今回の受賞は野田の地に新たな病院が建てられて23年という節目になることを意味します。堀江裕先生、濵副隆一先生、櫃田豊先生、最後に私を含む4代の病院長の努力、景山享弘前管理者、﨏田淳一現管理者のサポート、全職員の献身の賜です。しかしながら、この受賞は単なる一つの到達点にすぎません。ますます厳しくなる医療環境の中で新たなスタートを切らなければなりません。今までの手法をそのまま続けるだけでは時代の変化に適応していくことは難しいでしょう。職員全員が昨日よりも今日が,今日よりも明日が少しずつでも改善し続けるために知力と体力を駆使して前進することが求められます。授賞式後の懇親会で他の受賞病院の院長とお話しする機会がありました。皆さんは次何をするべきかを模索している姿勢が感じられました。病院の存続は生物の生存競争と同じで、単に強いものが生き残るのではなく、変化に適応できるものが生き残るのです。当院はこれからもさまざまな試みを行っていきます。失敗することもあるかもしれませんが、失敗は成功への一歩と捉えています。住民、患者の皆さんにはぜひ温かい目で見守っていただき、不十分な点に気がつかれましたら応援のご意見をいただければありがたく思います。日野病院はこれまでもそうであったように、この地域の住民の皆さんの支援によって、皆さんのために、皆さんとともに良い医療を提供していきたいと思います。